山登株式会社｜盆提灯・岐阜提灯

お盆とお提灯。「ともしび」に日本人の心の伝承を願う

　岐阜県美濃地方は優れた和紙の産地であり、この和紙を用いて各種の提灯が天保年間から明治にかけて盛んに使用されました。当時の提灯はローソクの火を提灯の中へ明かりとして閉じこめ、ほのぼのとした「あかり」をかもし出す照明機具でした。
　今日では、正月、春、夏、秋のお祭り用や、お盆、葬儀、命日等の法要に飾られることが多くなりました。その中でもお盆が中心となっております。亡くなられてから初めて迎えるお盆を「初盆」といい、普通のお盆よりもお飾りやお供えを盛大にします。提灯は精霊送迎の意味だけでなく、精霊に安らかに成仏してほしいという祈りと、生前のご恩に対する感謝の気持ちを込めた大変心のこもった先祖供養の表し方という意味で盆提灯がほかのお供え物より多く使われるようになりました。初盆を迎える家では、仏間の盆だなに、お香のほかに親類や故人と親しかった方々からの回転灯、大内行

灯、さらに家紋入り行灯、上からは卵型の岐阜提灯、御殿丸をお飾りするのが理想です。
　多くの提灯のあかりでお迎えすることは故人が周囲の人々から慕われていたことを示すものです。贈る側としましても、生前お世話になった、又、親しくお付き合いしたという印ですので、真心を込めて選びたいものです。
　最近のお盆は宗教色は少なく個々の長期休暇という意味合いが強いようです。それも時代の流れでしょうか…！
　でも私たちは技術の伝承は勿論のことですが、「お盆」という国民的行事や各地方で受け継がれているお祭りに人々の潤いや、やすらぎ、感謝の気持ちを持って提灯の「ともしび」に日本人の心の伝承も願っております。

山登の最新カタログ「御提燈」がデジタルカタログでご覧頂けます。

山登がお届けする、最新カタログ「御提燈」のデジタルカタログです。今期の新製品から大内行灯、回転行灯、インテリア提灯をはじめ、従来型の定番商品や家紋入提灯などのスタンダードのラインはもちろん、部品の解説、付属品なども掲載されています。古くから伝わる日本の伝統と現代の新しいかたちのお提灯を山登の「御提燈」カタログからご覧ください。

山登は年に3回、お提灯の展示会を行っております。

2022年4月

【東京：徳島唐木仏壇見本市　協賛出展／4月5日(火)～4月6日(水)】東京都立産業貿易センター浜松町館
2022年11月

【京都：徳島唐木仏壇見本市　協賛出展／11月1日(火)～11月2日(水)】みやこめっせ京都市勧業館
2022年12月

【名古屋：山登フェアー新作盆提灯見本市／12月6日(火)?9日(金)】愛知県産業労働センター（ウインク愛知）5F 小ホール1

接続部分に磁石（マグネット）を用いた、ワンタッチ式提灯。従来品のわずらわしさはもとより、他のワンタッチ商品と比べても組立て及び、片付けが簡単にできますので、子どもからご年配の方、女性の方でも簡単にすばやく組立てられます。（組立て方式は従来とまったく同じです）

会社概要

	山登株式会社
	上野　広
	〒485-0024 愛知県小牧市南外山長田8番地
	0568-72-3503
	0568-72-3496
	1,000万円
	男性7名　女性6名　(2018年12月31日現在)
	盆提灯紋入提灯
	ノベルティ商品各種日用雑貨